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プリント基板を作ろう│スペクトラムアナライザの活用NAVI

比率の測定

アナログ方式のスペクトラムアナライザは、デジタル信号処理方式へと移行してきました。

会議

しかしながら、個体特性のばらつきを最小限に抑えるためには非常に高度な調整技術が必要とされてきました。一方、数値演算を用いて信号処理を行う方法としてのデジタル信号処理技術は、製品の設計が簡素になることや、信号処理において個体差が出ないため測定結果の精度が高いこと、信号処理のアルゴリズムはプログラムで実現しているためいつでも変更が可能であり、より高度な信号処理でもソフトウェアの実現によって具現化できるなど非常に多くのメリットがありました。そのため、スペクトラムアナライザをはじめとする測定機器はアナログ回路からデジタル回路へと急速に移行されるようになりました。

今後は品質をより向上させたり高機能化しつつ、低価格帯を維持した製品が主流となると予測されます。

現在の主流製品は、デジタル信号処理技術を利用してスペクトラム分析を行うスペクトラムアナライザが主流ですが、今後の動向としては、低価格化が進むよりも、より品質が高く、高機能で高性能な測定のできるスペクトラムアナライザが主流となることが予想できます。背景として、これまではデジタル信号処理専用演算LSIを利用し、専用のプログラム言語によってデジタル信号処理を実現してきましたが、汎用演算LSIへの信号処理演算回路の搭載によってほとんどの高性能MPUでも高速演算が可能になってきたこと、それにともない、高級言語による汎用プログラム言語によって信号処理演算を実現することが出来るようになったことが挙げられます。これまでは、アナログ信号処理の問題点や課題を克服するためにデジタル信号処理技術を用いてきましたが、それを具現化する材料が限られていました。今日では非常に幅広い選択肢によってスペクトラムアナライザの製品化が可能になってきたため、価格重視指向というよりも、機能重視、あるいは品質や性能重視のスペクトラムアナライザが市場投入されることが予測されます。